
子どもがHSCだと思います。
学校に伝えた方が良いのか、またどう伝えたら良いか迷っています。

先生がHSCについて理解しているとは限らないのが、難しいところですよね。
私には2人の小学生の息子がいますが、2人とも繊細なHSCの気質を持っています。
学校には、長男に関しては特に何も言っておらず、次男に関しては本人に「困り感」が強いために相談しました。
我が家の体験が、学校に相談しようか迷っている方にとって少しでも参考になればと思い記事にしました。
HSCは学校に伝えるべき?

まずHSCという概念は医学的なものではなく、5人に1人の割合で居ると言われています。クラスに6人程度のHSCの子が居ることになりますね。

けっこう多いですよね。
我が家の長男は、人よりも周囲から受け取る情報量が多くて疲れやすいという点はありますが、コミュニケーションをとることが得意で、集団生活に馴染んで楽しく学校に通うことができています。
担任の先生との個人面談では、子どもの性格に関して自然とそのような内容が出ることはありますが、「HSC」という点に注目して伝えるということはしていません。
しかし次男は、繊細さゆえに集団での活動に参加できないことが出てきてしまいました。
次男の困り感が本人だけでは解決できないと感じたため、1年生の時に学校の先生に相談をすることにしました。
小学校への伝え方【体験談】

繊細さを相談
我が家の場合は担任の先生に軽く現状をお伝えした上で、学校に時々来ている相談員の先生にお話しすることにしました。
ただ、「HSC」という言葉は使わず、本人が困っていることを伝えるようにしました。
その理由は、「HSC」というワードを先生が知っているとは限らないためです。
私は大学の教育学部を卒業しましたが、当時の大学の授業でHSCという概念を学ぶことはありませんでした。現職の先生方が、HSCという言葉をよく知らなくても不思議ではありません。
それに、特定の言葉を使って説明をすることは、子どもにラベルを貼ってしまうことになると感じたというのもあります。HSCの子どもたちの中にも個性はそれぞれあるので、次男自身を理解してもらいたかったのです。
私が先生に伝えたのは主に以下の点です。
- 鬼ごっこで追いかけられるのが苦手
- 人が多い場所が苦手
- 初めての事への不安感が強い
- 苦手な食べ物が多い
HSCという言葉は出しませんでしたが、繊細さから来る困り感をお話ししました。
伝えた結果
結果、担任の先生は具体的な対応策を考えてくださいました。それがこちらです↓
- 鬼ごっこをする時には、鬼役を頼む
- 席は大勢の子どもが視界に入らないよう、前の方にする
- 初めての活動をする時は事前に説明をする
- 給食は残しても指摘しない
このような対策をしていただいて、次男にとっては学校生活が快適になったようです。最初は登校渋りもあって心配しましたが、すぐに軌道に乗っていきました。

担任の先生が理解してくださって、しかも対応も的確で本当に感謝です・・・!
実際、ちょっと特別扱いをしていただいているわけなので、申し訳ないような気持になることはあります。
でも次男はそんなふうに自分の気持ちを尊重してもらっていることを感じ、先生を信頼して安心しているようです。
まずは本人の学校生活がスムーズになることを優先させていただいて、その中で集団生活に慣れていったり、自信をつけていってくれたらと願っています。
さいごに~無理なく学校生活を楽しめるように~

HSCの気質自体は珍しいことではないですし、繊細さゆえに困ることがあっても、本人に乗り越える力があるようなら問題はないと思います。
しかし我が家の兄弟のように、自力で学校生活に馴染める子も居れば、大人の手助けが必要な子も居ます。お子さんの困り感が大きいようであれば、先生に相談してみるのをおすすめします。
親である私自身は、子どもが集団生活に馴染むことと特別な対応をしてもらうこととのバランスの難しさを感じているのも事実です。
でも特に低学年のうちは、他の子と違った対応をしてもらっても本人には抵抗感が少ないようです。高学年であっても、学校の大人に自分の困っている事を知ってもらっているというのは心強いですよね。
今後も次男の様子を見ながら、無理なく学校生活を楽しめるように先生方と連携していけたらと思っています。
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