
幼稚園の子どものお弁当、いつも同じ中身になっちゃいます。大丈夫ですか?

元幼稚園教諭の私は、いろいろな子どもたちのお弁当を見てきました。
そして今は育児中で、我が子のお弁当を毎日作っています。
いつも同じ中身のお弁当。お弁当の中身について指導が入る園も一部ありますが、基本的にはお子さんが喜んでいるならそのままでOKです!
でも実際、先生時代にママさんに注意させていただいた、いつも同じ中身のお弁当があったのでその理由も紹介します。
幼稚園のお弁当がいつも同じって大丈夫?

幼児期に大切な体験
一部の幼稚園では、お弁当の中身についてのルールがあると聞いたことがあります。でも園でそういった指導が無い場合が多いと思います。
結論としては、いつも同じような中身になっていても大丈夫!
幼児期は好き嫌いがある子も多いので、「これが好き」「あれは入れないで」といった本人の希望を聞いていると特定のものしか残らない、なんてことはよくあります。
我が家の子どもたちも同じで、お弁当に入れられるおかずの種類が少なく、いつもほとんど同じ内容になってしまっていました。
でも幼児期は「好きなものをお友だちと食べた」「残さずきれいに食べられた」という体験の積み重ねが大切と考えて、本人がおいしく食べられるものを毎日入れて持たせています。

栄養面が心配
いつも同じお弁当しか食べてくれないと、栄養は大丈夫かな?と心配になるかもしれません。
栄養のバランスという観点からすれば、もちろん何でも食べてくれると安心だし嬉しいですよね。でも食べてくれない子の場合、無理に食べさせるよりも楽しく完食できることを優先させたいと私は考えています。
夕食の時は子どもも1日の食事の中で1番リラックスしているので、そこでは少しずつ新しい食べ物にも挑戦できるように心掛けています。
小学校の給食は食べてくれるの?
お子さんによって違うので一概には言えませんが、幼児期に好き嫌いが多かったお子さんも、私の周りでは「小学校の給食は食べてくれる」という子が多いように感じます。
我が家の長男も、幼稚園の頃同じものしか食べてくれなかったのが嘘のように、給食ではいろいろなものを食べられるようになりました。
少食だったこともあり1年生のうちは残すこともあったようですが、2年生からは残さず食べられていると嬉しそうに言っていて、本人の自信にも繋がっています。

先生がママに注意したお弁当
私が勤めていた幼稚園では、お弁当の中身について方針があったり指導したりすることはありませんでした。
そのためキャラ弁のように手の込んだお弁当を持ってくる子もいれば、シンプルだったりいつも同じ中身だったりする子もたくさんいました。
でもその中で、お家の方に電話をしなくてはならないことがありました。
それが、毎日その子が苦手なマカロニが一面に入っているお弁当です。
おかずも少ししか入っていないので、マカロニを食べるしかないという状況。
その子もどうにか頑張って食べているのですが、顔をしかめながら一口ずつゆっくりゆっくり食べ、他の子たちが片付けをしてもまだ食べ続けていています。
そんな日が何日かあり、ついに「気持ち悪い・・・」と嘔吐してしまい、お家の方にお電話することとなりました。
その子のママさんは、お子さんがそこまでお弁当のマカロニが苦手だということを知らなかったようで、次の日からは違うお弁当を作ってくださっていました。
同じような中身でOKとは言っても、お子さんが好きなものであることは大前提ですね!
もちろん苦手な食べ物に挑戦するのも素晴らしいと思いますが、量は少しずつが良さそうです。
最後に~見た目の変化を楽しむ~
中身が同じでも、ピックやカップ等のグッズをいろいろ持っていると、毎日違った印象になりますよ!作る側も「今日はこれにしようかな♪」と変化があって楽しいです。
種類がたくさんあるピック。お子さんが好きそうなものを是非さがしてみてくださいね↓↓

子どもでも開けやすい蓋が付いた、どうぶつさんのおかずカップ。デザートも入れられるし、見た目のインパクト大です↓↓

おにぎりラップは、手間をかけずに楽しいおにぎりができちゃいますよ♪↓↓


これがあれば親子でお弁当の変化が楽しめますね!
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