
子どもの小学校が家から遠くて、いろいろ心配です。

我が家は小学校まで30分くらいかかります。
最初は心配だったし、本人も「遠くて行きたくない」と言っていました。
我が家の小学3年生の長男は、小学校まで約30分間歩いて登校しています。
そんな長男の体験から気付いた、学校までの距離が長いことのメリット・デメリットと、安全に行けるように親ができる対策を解説します。
30分登校のメリット・デメリット

家と学校との距離が遠いと言うと、ネガティブな印象がありますよね。
でも30分間の登下校を3年間続けてきた長男を見ていて、不安な事もいろいろありますが悪い事ばかりではないなとも感じています。
長い距離の登下校を続ける中で感じたメリット・デメリットについて解説します。
メリット
①体力がつく
メリットとして一番大きいと感じるのが、体力がつくということです。約3年間登下校を続けてきた長男は、最初の頃と比べて明らかに歩く力がつきました。
最初の頃は「遠くて行きたくない」「ランドセルが重くて歩けない」と弱音を吐くこともありましたが、今では「学校までの距離?普通だよ!」と言うくらい、30分間の道のりが自然なものになっているようです。
②友だちとの楽しい時間ができる
長男にとって、お友だちとおしゃべりをしながら歩くのはとても楽しいようです。
習い事等でなかなか遊べないお友だちとも、30分間たっぷり話せるのは良い時間です。
③早起きの習慣がつく
同じ学校の子たちの中でも早い時間帯に家を出発する必要があるので、その分早起きをしています。
幼稚園生の頃は私が起こしてもなかなか起きられなかった長男ですが、自分で目覚ましをセットして、6時台に起きる習慣ができています。
④親の自由な時間が長い
子どもが早い時間帯に登校することは、親にとっては自由にできる時間がその分長くなります。
仕事に出発したり、家事を始められる時間も早くなります。
デメリット
①危険な目に遭うリスクがある
交通事故や悪い人に出遭ってしまう等のリスクは、歩く距離が長い分ちょっと高まってしまうのかな、という不安はあります。
夏の暑い日は、熱中症の心配もあります。
②親も早起きをする必要がある
子どもが早起きをする分、大人も早く起きることになります。
私自身、「学校が近ければもう少し眠れるのになぁ」なんて思いながら起きることもあります(^^;)
小学校が遠いのが心配!親ができる対策

慣れてくれば良いところも実感できるかもしれませんが、最初は不安も大きいですよね。
子どもたちの登下校が安全であるように、そして少しでも早く慣れて軌道に乗るように、親がサポートできる部分があります。
実際に私がやって良かったなと感じることを紹介します。
対策①一緒に歩く
春休み中に練習
入学前の春休みに、何回か小学校までの道のりを散歩しました。少しでも道に慣れてもらうことと、気を付けてほしいポイントを一緒に確認することを意識して歩きました。
交差点では私が後ろを歩き、自分でタイミングを見て渡らせてみたり。
長男は、信号の色はよく見ていても意外と車が来ないか確認していないこともあったので、左右をしっかり見るように練習しました。
慣れるまでは送り迎え
実際に入学してからは、途中まで送り迎えをしていました。
他の保護者の方たちも結構送り迎えはしていて、早いお子さんだと1週間くらいで一人で帰って来るようになっていたと思います。
長男は少しづつ一人で歩く距離を伸ばしていき、「今日はここまでで良いよ」「お迎えは公園に居てね」と言う本人の意思を大事に場所を決めていきました。
長男は他のお子さんと比べて慣れるのが遅めではありましたが、ゴールデンウィーク頃には完全に一人で下校することができるようになりました。
対策②困った時の具体的な対応を話す
帰り道が分からなくなったら目印の大きい建物を探す、怖い人に追いかけられたら子ども110番の家に逃げる。そんな、困った事が起きたときの対応方法を長男に伝えました。
長男の方からも「お腹が痛くなったらどうしよう?」「目印の建物も見つからなかったら?」等いろいろ心配な事が出てきたので、ひとつひとつ一緒に考えました。
何かあっても子ども110番のお家の人が助けてくれるかもしれない、ということがおにー君の安心になったようです。(まだ実際にお世話になってはいませんが、子ども110番のお家の方に感謝です・・・!)

対策③危険な人についての絵本を読む
誘拐等の犯罪に巻き込まれることは何としてでも防ぎたいですよね。
私は、「とにかくさけんでにげるんだ」という絵本が良いと聞き、一緒に読みました。
余計な恐怖心を煽らないように気をつけてサラッと読みましたが、世の中にはこういう悪い人も居るんだということを知識として知ることができたと思います。

対策④雨の日や暑い日用のグッズを用意する
雨の日の登校では、歩く距離が長い子は特に派手に濡れてしまうこともあります。上半身は傘やレインコートで守られるのですが、意外とズボンが濡れてしまうことが多いです。
レインパンツを履いて行くと、ズボンを雨から守ってくれます↓

夏の暑い日は、我が家の子どもたちは帰ってくると顔が真っ赤になっています。熱中症対策としていろいろなグッズを試してみましたが、ミスト付きの扇風機が涼しく、使い勝手も良かったですよ↓
対策➄GPSをお守りにする
GPSの存在は、私たち親子にとってとても安心感をくれた存在でした。

親である私も、登下校の途中で子どもがどこを歩いているのかを確認できるのはとても心強かったです。

下校途中のお迎えに行く時にも役に立ちましたし、お迎えをしなくなってからも「あとどのくらいで帰ってくる」というのが分かるので、それに合わせて用事を済ませたりすることもできました。
いつもより帰りが遅い時にも位置を知ることができるので、余計な心配をせずに待つこともできました。
キッズケータイも選択肢として考えましたが、1年生~2年生あたりまでは持ち歩きやすさ、扱いやすさからGPSがおすすめです。
長男おにー君は機能がシンプルな「どこかなGPS」を使っていたのですが、その後入学した次男は、音声を送受信できる「BoTトーク」を持って行っています。

困った時に会話ができるというのは、親子にとってさらに安心感があります。
BoTトークについての記事はこちら↓↓
結論

保育園や幼稚園に親と一緒に通っていた子どもたちが、小学校というお勉強をする場所に行くようになるというのは、とても大きな変化です。
親も子どもも、少なからず不安な気持ちになりますよね。しかも距離が長いとなるとなおさらだと思います。
でもどんどん大きく成長していく子どもたち。親としてできるサポートをしたら、後は子どもたちを信じて大丈夫!
少しでも早く登下校に慣れることができるよう、笑顔でサポートしてあげたいですね(^^)
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