マイクラってやってると頭が良くなりそうですが、実際はどうなんでしょう?
我が家の長男は、7歳の誕生日にゲットした任天堂Switchで遊ぶマインクラフトにハマって1年です。
マイクラ楽しいよ♪
マイクラで遊ぶと頭が良くなる?
子どもがマイクラに夢中で毎日遊んでいると人に話すと、よく言われるのが「頭が良くなりそうだね」という言葉です。
「頭が良くなる」というのは定義がフワッとしていますが、実際子どもに何か良い影響があるのかなと私も考えていました。
1年間ほとんど毎日マイクラで遊んできた長男の様子を見ていて、教育的な意味で良い影響がありそうだなと感じる部分を紹介します!
ブロック・積み木遊びができる
「ブロックっぽい」というのは、マイクラの世界の大きな特徴です。
ブロック遊びは、子どもの育ちに良い影響を与えてくれますよね。自由な発想で組み立て、完成すると達成感を味わえます。集中力や空間認知能力も鍛えることができると言われています。
長男もマイクラの世界で、自分で考えたものを集中して作っては、完成したものを生き生きした表情で見せてくれます。見えない部分のブロックを把握する力もしっかりあるなと感じます。
しかしゲームの世界と現実の世界ではちょっと違う部分があるのも事実です。
ゲームではボタンひとつでブロックを積んだり壊したりできてしまいますが、現実のブロックに触れるときは、その重みや質感を感じたり、壊れないように慎重に手指を動かします。ブロックや積み木遊びには、ゲームだけでは得られない体験があります。
それでも長男の場合は、マイクラを始めてから現実の積み木でマイクラごっこをしたり、マイクラのレゴで遊ぶようになったのです。ゲームへの興味が現実の遊びにも繋がって、たくさんブロック遊びをしています。
マイクラ好きのお子さんにレゴを是非をおすすめしたい!という記事はこちらから↓
マイクラが子どもにとって、ブロック遊びと全く同じ良い影響があるというわけではないように思います。それでも似た頭の使い方をしているように思いますし、現実での遊びにも繋がるのは嬉しいことです。
仕組みに興味を持つ
マイクラではブロックで何かを作るだけでなく、回路を組んで装置を作ることができます。
敵を爆弾で倒すものだったり、食べ物を自動で箱に回収できるものだったりと、上手くできると嬉しそうです。YouTubeでやり方を覚えてはいろいろな装置を作っています。
ものの仕組みに興味が持てますし、これをこうするとこうなる、という論理的思考が育っていると感じます。
上手く動作しなかった時にも原因を考えて直していたり、考える習慣がついているようにも思います。
漢字・英語の読みに強くなる
ゲーム内に出てくるアイテム等は、漢字で表示されているものもあります。
長男はマイクラに出てくる漢字は、学校で習っていないものでも自然に読めるようになっています。
またコマンドを使う際は英語を使うので、なんとなく英語も読めるようになってきています。例えば「survival」という文字を見て、「・・・これはサバイバルかな」のように雰囲気で読んでいます。
漢字や英語にすごく強くなるわけではありませんが、今後の勉強で出てくる文字の予習になっているようです。
座標に慣れる
マイクラの世界では自分の位置を座標で把握します。
ダイヤモンドが出やすい深さを目安に地面を掘ったり、遠出をしても自分の拠点の場所を覚えておいて戻ってきたり、コマンドを使って入力した場所にテレポートするのにも使えます。
長男はこの座標というものをマイクラで初めて知りましたが、難しいお勉強ではなく、遊びの世界で自然と親しむことができています。
任天堂スイッチで遊ぶことの限界
他のゲームよりも良いなと感じるマイクラですが、正直スイッチで遊んでいて子どもに良い影響があるのはここまでかな、とも感じ始めています。
文字入力がしづらい
マイクラではコマンドを扱えるとできる事がかなり広がります。コマンドとは、特定の英語や数字を入力するもので、例えば広い範囲にブロックを置いたり、自分が別の場所に移動したりすること等様々な事に使えます。
これを使えるとマイクラ上級者という感じでかっこいいし、子どもが大好きなYouTuberもササっとコマンド入力をすることも多いのです。
キーボードでの文字入力を遊びの中で習得できたら、パソコンにも強くなれそうですよね。
でも任天堂スイッチで英数字を入力するには、画面に出たアルファベットにカーソルを合わせ、一文字ずつ入れていかなくてはなりません。この作業が結構大変で、私もたまに頼まれてやってみるのですが、時間がかかって面倒になってしまいます。
コマンドはパソコンのキーボードで入力する方が断然速くてやりやすいと思いますし、その方がタイピングの練習にもなりますね。
MOD(モッド)が入れられない
モッドというものがあり、これを入れると元々のマインクラフトには無い機能を増やすことができます。人気のYouTuberがいろいろなモッドを入れて様々な動画を撮っていることもあり、長男もやりたいと以前から言っています。
しかしスイッチではモッドを入れることができないので、パソコンで遊ぶよりもできる事は少なくなっています。
スイッチでもマーケットプレイスからワールドを購入することはできるのですが、やはりモッドに憧れがあるようですし、できる事の幅は広い方が良いですよね。
追記:せっかくならパソコンの操作に遊びながら慣れてほしい!とJAVA版をするために中古パソコンを買った記事はこちら↓↓
結論:頭を働かせて遊ぶことができる
結論ですが、マイクラで遊ぶだけで「頭が良くなった!」というような劇的な変化は感じないのが現実です。
しかしプログラミング的思考の基本や、文字や数字にも自然と触れられているのは嬉しいところです。
そして他のゲームと違って良いなと感じる部分が、余計な刺激が少ないことです。
派手な音楽や演出で夢中にさせるような他のゲームに比べ、マイクラはひとつひとつの動きが派手ではなくBGMも落ち着いた感じです。だからこそ子どもも落ち着いて、集中して何かを作ったり、じっくり考えたりできるのだと思います。
遊んでいるだけでは子どもに大きな変化はないけれど、頭を使っているからちょっと良い影響があるという感じです。
マイクラをより教育的に遊ばせられる方法はこちらから↓↓
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